歯の痛みと「花粉症」って関係あるの?
投稿日:2019年3月2日
カテゴリ:カウンセリング
それは、天候や気温の変化になんとか適応しようとカラダが頑張りすぎて、
免疫力が下がってしまうからです。
歯茎などの軟組織は免疫力が下がりやすいので注意が必要です!
免疫力が下がることにより急にお口の中が菌に負けてしまい、
急性の歯周病になってしまうことも。
花粉症の症状の1つに、鼻水・鼻づまりがありますが、ひどくなると、
鼻で息ができないという人も多いのではないでしょうか?
実はこの症状こそが、歯周病を招く原因のひとつとなることもあります。
鼻呼吸ができない→自然と口呼吸になる…。
そうすると、お口の中の水分が蒸発して乾いてきます。
お口の中にいる菌は乾燥状態で繁殖しやすいため、
この状態が続くと歯の周りに歯垢がつきやすくなってしまいます。
これが歯周病の原因なのです。
しばらく検診をお受けになってない方は、
ぜひクリーニングもかねて当院へお越しください。
ご自分できる予防法としては、歯をこまめに磨く・水分を多く摂る・
唾液が多く出ている状態を作る(例えば、キシトールガムを噛み
お口を潤すなど)を心がけてみましょう。
また、虫歯や歯周病ではないのに
上の奥歯の歯がしみたり噛むと痛いなどの症状も。
これらの症状は花粉症による副鼻腔炎(頬骨の奥ある空洞が炎症をおこす病気)
の可能性があります。
花粉症により鼻の中が腫れて粘膜(黄色い鼻水)が溜まります。
その粘膜が鼻と副鼻腔がつながっている部分を塞いでしまい、
副鼻腔の中に細菌が溜まることで炎症を起こします。これが副鼻腔炎です。
そして副鼻腔は上の奥歯の近くに位置しており、
炎症を起こす事で歯に圧がかかり、歯痛をもたらすことがあります。
耳鼻科はもちろん歯科でもCT検査により調べることができます。
少しでも違和感やご不安のある方、ぜひ早めの受診をお勧めいたします。
お口もすっきりして、健康で元気に春を迎えましょう!
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