知ってますか? 口内炎の原因と種類
投稿日:2019年8月26日
カテゴリ:カウンセリング
口腔がんの可能性も…口内炎をよく知ろう
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口内炎とは?
口内炎とは、頬、歯ぐき、舌、のどの奥など、口の中に起きる炎症の全てを指しますが、
①物理的刺激による口内炎
入れ歯や矯正装置などに口の中が当たって粘膜が傷つき、炎症を起こすものです。
食事をしているときに間違えて頬を噛んだり、熱いお茶を飲んでやけどをしたときに
できる口内炎もこのタイプです。
②カンジダ菌による口内炎
体に住み着いているカンジダ菌という真菌が原因で起こる口内炎です。
通常は炎症を起こしませんが、免疫が下がったり、口が乾燥したりすると
炎症を起こすことがあります。
③アレルギーによる口内炎
歯の詰め物、かぶせものや、入れ歯の金属などのアレルギー反応によって起こります。
➃一般的にみられる口内炎
ストレスや栄養の偏りが原因ではないか・・・と考えられていますが、
実は原因はよくわかっていません。
特に、外からの物理的刺激がなくても起こります。
カンジダ菌による口内炎に注意
口内炎の中でも注意が必要なのが、カンジダ菌によるものです。
カンジダ菌による炎症には、白くなるタイプと赤くなるタイプの2種類あり、
2種が混在する場合もあります。特に赤くなる場合は、ヒリヒリ感などがあり、
痛みが出ます。舌に炎症が起き、粘膜の奥の方まで炎症が進行すると、
治療後も痛みや味覚障害を起こすことがあります。
広い範囲に炎症が出た場合や2週間以上炎症が続く場合は、
カンジダ菌による口内炎の可能性があるので、歯科や口腔外科を受診しましょう。
口腔がんの可能性も・・・
口内炎は、通常であれば2週間ほどで治ります。
ただ、なかなか治らない場合は、口腔がんの可能性も考えられます。
全てのがんのうち1%くらいが口腔がんと言われており、症例が少ない病気です。
口腔がんと口内炎は全くの別物ですが、口の中にできたがんを口内炎だと思って
放置してしまうことがあるので注意が必要です。
口腔がんの特徴は、以下の3つです。
- ◆ 口内炎のように、自然に治癒することがないこと
- ◆ 赤い部分と白い部分が混在していること
- ◆ 硬く、でこぼこしていること
- また、舌の裏側や歯ぐきや上あごにできることもあります。
- なかなか口内炎が治らず、上記の症状がある場合は、
- 歯科や口腔外科を受診しましょう。
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